貴ノ岩の診断書いまだ未提出 貴乃花親方“自爆テロ”画策か

公開日: 更新日:

「何を考えているのかわからない……」

 ある親方も、こう言ってクビをかしげる。

 3日から始まった大相撲の冬巡業。日馬富士暴行事件の被害者である貴ノ岩(27)が初日から休場しているにもかかわらず、4日の時点でも師匠の貴乃花親方(45)からは何の報告もないという。

 巡業を休場する際は本場所同様、病院の診断書を提出する義務がある。つまりルールだ。巡業は協会の公式行事だけに、理由も明かさず「欠席します」なんて主張が通るはずがない。貴乃花親方に代わって巡業部長代理を務める春日野親方(元関脇栃乃和歌)も、「(診断書の提出は)義務だからね」と困惑しきりだ。

「親方衆の間では、『最後まで出すつもりはないんじゃないか』というウワサまで出ている。理由? とにかく、執行部のやることなすこと、すべて気に食わないんじゃないか」とは冒頭の親方の弁である。

■死なばもろとも

 確かに貴乃花親方は協会の現体制に牙をむいている。日馬富士暴行事件では報告義務を怠り、協会が要請した貴ノ岩への事情聴取にも頑として応じようとしなかった。それでも11月30日の理事会で出席者の多くから袋叩きにされ、「日馬富士が書類送検された後なら」と、渋々協会の聴取を了承した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 格闘技のアクセスランキング

  1. 1

    2世力士・藤ノ川成剛が受け継ぐ伝統とDNA…大学のスカウトを蹴った裏に父の助言

  2. 2

    本名力士・草野直哉は“白鵬騒動”に翻弄された照ノ富士の元付け人…雑用卒業でいよいよ本領発揮

  3. 3

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  4. 4

    横綱大の里に舞の海氏「深刻な病、悪い癖」…V戦線に踏みとどまるも方々から辛辣意見殺到

  5. 5

    悲願の初V琴勝峰“らしくない”強気相撲はケガの功名…大関・横綱級の大器が「ひたすら前に出て攻めた」理由

  1. 6

    いとうあさこ似を自認・琴栄峰央起の“美四股”は角界随一、兄・琴勝峰の影響で高卒プロ入り決意した

  2. 7

    大の里は4つ目の「金星」配給で新横綱V完全消滅…不名誉極まりない“新記録”のオマケ付き

  3. 8

    大相撲平幕Vが早くも「平成31年間の9人」に並ぶ… 今後も止まらぬ番付崩壊、プロアマの差はないも同然

  4. 9

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  5. 10

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃