身内も激怒 貴乃花親方が“功労者”親方に廃業迫った裏事情

公開日: 更新日:

「音羽山親方が廃業になれば、貴乃花親方の持ち票は1票減る。しかし、同じ一門の小野川親方が新たな株を取得できず、廃業に追い込まれたとしても、結局、マイナス1票です。ならば、自身の後見者的な立場である阿武松親方(元関脇益荒雄)への義理を果たした方が得策と踏んだのではないか。仮に小野川親方が体制派から株を借りるなどして助かった場合、敵の票を増やすことになる。どのみち一門で1票減るなら、せめて一門内の票を固めようという苦肉の判断だろう」

■地盤固めが精一杯

 貴乃花親方の窮状に拍車をかけたのは、「裏金顧問」こと元顧問の小林慶彦氏が協会から約1億6500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起されたことだ。

 元顧問はかつて北の湖理事長の右腕として権勢を振るい、協会の陰の実力者として知られていた。北の湖理事長が15年11月場所中に急逝すると元顧問は貴乃花親方に接近。貴乃花一派が16年の理事選で29票も獲得できたのは、元顧問の力によるところが大きかった。

 別の親方が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?