中日と楽天で師弟関係11年 山崎武司氏が星野仙一氏を悼む

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 計11年間の師弟関係がこじれ、雪解けに5年を費やしてしまったが、山崎氏はこう言う。

「もう恨みつらみはない。悔やむのは、自分の思いが正しく伝わらなかったこと。監督と選手なので、自分の主張が全部通るとは思っていないけど、もう少しお互いに歩み寄れたら……。オレは生意気だったから。だからこそプロの世界で長くやってこられた部分もあるけど、お互い真正面からぶつかりすぎた。今思えば、選手で星野さんに歯向かったのはオレだけかもしれない(笑い)。チームが強くなるためには星野さんが前面に出した“恐怖感”は絶対に必要。雰囲気やオーラ、グラウンドで選手を見渡したときのピリッとした空気はすごい。仲良し球団じゃ日本一になれないことを教えてくれた。自分が指導者になったら、星野さんの指導方法を大いに参考にしたい」

 闘将の遺志を受け継ぐ。

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