2位タイ&世界ランク上昇でも…小平智“憮然顔”の胸の内

公開日: 更新日:

「優勝だけ目指していたので悔しい。世界トップレベルの選手との差をまざまざと見せつけられた」(小平)

 小平は2打差4位タイ発進の最終ラウンドは5バーディー、5ボギーのパープレー。ガルシアの背中が遠のくばかりで、お手上げだったのがよくわかる。

 会場のグリーンはスティンプメーターもコンパクションもメジャー並みにタフになっていった。

「コース条件が難しくなればなるほど、世界のトッププロはいいスコアでまとめてくる。27ホール、ノーボギーは対応力の違いが出たわけです」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「小平が2位になって憮然としていたのも、ガルシアとのレベル差を痛感し、手放しで喜べなかったからでしょう。世界ランク10位の選手が突っ走れば、日本ツアーとアジアンツアーのメンバーでは誰も追いつけない。ガルシアのサンデーバックナインはパープレーですが、それでも周りの選手を見れば十分に逃げ切れると試合展開を読んでいたからです。これが競争激しいメジャーなら、さすがにガルシアも攻め続けなければ勝てないのをよく知っている。つまり、ガムシャラにプレーしないで勝ったわけです」

 3月25日付の世界ランク50位以内入りでマスターズ出場を目指している小平だが、今年の初戦だったガルシアのプレーを間近に見て完全にビビってしまったようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲