2年連続V逸 後進急成長で石川佳純の東京五輪に“黄信号”

公開日: 更新日:

「レベルが高くなっているので、挑戦を受けるというより紙一重の中でやっている感じ」

 そう話したのは、石川佳純(24=世界ランク4位)。今年の全日本卓球選手権で2年連続「無冠」に終わった。昨年はシングルス決勝で平野美宇(17=同6位)に負けると、今年は準決勝で伊藤美誠(17=同5位)に完敗。いずれも7歳年下の次期エース候補だった。

 昨年、石川のシングルスの成績は、4月の韓国OPで準優勝、8月のブルガリアOPでは伊藤に勝って優勝。しかし同月のチェコOPでは伊藤に負けて準優勝に終わった。

 平野、伊藤に加え、ダブルスで優勝した早田ひな(17=同11位)も台頭。14歳で全日本シングルスを制した張本智和が「東京五輪で金メダル2つ」と口にしたように、東京の代表争いも今後2年間でさらなる激化が予想される。

 世界ランクこそ国内トップの石川だが、右肩上がりの成長曲線を描く10代に比べ、24歳の伸びシロは小さい。その石川は下からの突き上げに「危機感や焦りはない」と言いつつ、こう続けた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動