打撃回避し守備走塁を強化 清宮を見守る栗山監督の計算

公開日: 更新日:

「みんなと同じ練習をしなくても全然いい。トレーナーとも話をして、そろそろ分かってきたので、今やるべきこと、つぶすべきところをつぶしていく」

 アリゾナ自主トレ2日目、30日(日本時間31日)の朝、栗山監督は清宮幸太郎(18=早実)と話し合い、当面は本格的な打撃練習を取りやめ、守備、走塁面の強化により多くの時間を割くことになった。谷ヘッドトレーナーによると、リハビリを続ける右手親指の状態が上向かないことを考慮した。

 ティー打撃が2日連続で回避となれば、キャンプ初日にフリー打撃を行う可能性は低く、おそらく別メニュースタートになる。その代わり首脳陣は、清宮が持つ高校生離れしたパワーを守備や走塁面において生かすことを模索している。

■ガニマタ矯正で「ケガのリスクを減らす」

 清宮はこの日、シートノックやランニングに取り組んだ。馬力というか、筋力があるとはいっても、バリバリの野球学校で守備・走塁技術を徹底的にたたき込まれたわけではない。よく言えば未開発な部分が多いのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動