打撃練習再開へ 日ハム清宮に懸念される周囲の過剰な期待

公開日: 更新日:

 しかし、一軍選手の多くは、まだ生で清宮の打撃を見ていない。まずはティー打撃から再開することになるが、「高校通算111本塁打を放った打撃がどれほどのものなのか、とにかく早く見てみたい」と、周囲は色めき立っているのだ。

 今回のキャンプに清宮はアディダス社の特注バットを持参した。プロ入り前に50種類のバットを自ら試し打ちし、その中から実戦用として3種類を厳選。素材はメープルとアッシュの2種類でそれぞれ硬軟がある。中にはヤクルト山田哲人と同じモデルもあり、重さは860~880グラム程度。今後も微調整を加えていくという。

 球界OBによると、「清宮は『遠くへ飛ばすというよりも、詰まっても本塁打やヒットを打ちたい』と考えている」らしいから、それが実践できるようなバットを選んだのだろう。

 こだわりのバットでガンガン打ち込むのは沖縄での2次キャンプからになりそうだが、はたして周囲をうならせるような打撃を見せられるか。あまりにも期待が膨らみ過ぎているだけに、ちょっとやそっとじゃ満足してもらえないんじゃないかと心配にもなるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動