コーチが語る課題と可能性 清宮の「基本以前」の守備走塁

公開日: 更新日:

「そこは一塁だろ」

 日本ハムのアリゾナキャンプ3日目(日本時間4日)。清宮(18=早実)がプロ初の実戦形式となるケース打撃で、一塁を守っていたときのことだ。

 バントが一塁線へ。反応しきれず、思い切ったチャージをかけられずにいると、本塁と一塁の中間付近まで追いかけて捕球した鶴岡に注意された。

 金子内野守備走塁コーチからは、1打席ごとに声をかけられる。

「もっと前だ」

「バントは前に出ろ。バスターは止まれ」

「走者が走ったら声を出せ」

 新人合同自主トレ中に右手親指を故障。アリゾナ自主トレ初日の打撃練習中に、患部に再び痛みが生じた。首脳陣の意向でキャンプ初日から別メニュー調整でバットを握らない日々が続き、打撃練習の時間帯には個別で守備や走塁の特訓を受けている。

「今は基本よりも前の段階のことをやっている」

 他の選手の練習の合間に、清宮にマンツーマン指導をする金子コーチは言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動