66年ぶり五輪連覇へ 羽生結弦が封印した「挑戦」の2文字

公開日: 更新日:

「もう何も不安要素はない」

 13日、フィギュア男子の羽生結弦(23)は記者会見でこう言った。

 この日、試合会場となるリンクで初の公式練習に臨むと、サルコー2本とトーループ3本の計5本の4回転ジャンプに成功。右足でしっかりと着氷し、昨年11月のNHK杯公式練習で負傷した右足首靱帯の不安を感じさせなかった。

 ケガの回復が遅れ、ぶっつけ本番で五輪を迎えた。実戦は昨年10月のロステレコム杯以来、約4カ月ぶり。練習後の会見では「NHK杯の時に痛み止めを打ってでも出ようと思っていたけど、足首が動かなくなってしまった」と当時の状況を説明した。

 オーサーコーチはケガの原因になった4回転ルッツの回避を明言。「ショートプログラム(SP)の4回転ジャンプは2回。フリー(FS)は4~5回。3パターンの中から選ぶつもり」とも話している。SPの2回とは同日、入念に練習したサルコーとトーループ。拠点にするカナダ・トロントでの氷上練習では、2週間ほど前から4回転を跳び始めたという。

 プログラムの構成については「作戦がすごく大事なので、あまり言うことはない」と口を閉ざし、「クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と語ったソチ王者。挑戦より確実性で66年ぶりの連覇を狙う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか