女子フィギュア宮原のメダルに“反露”韓国ファンが後押し

公開日: 更新日:

 初出場で表彰台を狙う宮原知子(19)が8日、会場の江陵アリーナで公式練習に臨み、「氷はすごく滑りやすい。スケーティングもジャンプもいい感じになりそう」と手応えを口にした。

 オリンピックマークを見てテンションが高まったそうで、「会場全体から五輪の雰囲気を感じてワクワクする」と話す宮原を本番では「会場の雰囲気」が後押ししそうだ。

 韓国のファンの間では、ロシア勢への不信感が根強く、メダル候補の宮原を推す地元ファンが少なくないからだ。

 韓国のファンによる対ロ感情が悪化したのは14年ソチ五輪。フリーでキム・ヨナ(韓国)が完璧な演技を披露しながらも、採点が伸びず銀メダル。地元ロシアのソトニコワはコンビネーションジャンプの着氷に失敗したにもかかわらず、キムに5・48点差を付けて金メダルを獲得した。審判団には、98年長野五輪でスコア改ざんによる処分を受けたウクライナ人や、ロシアフィギュアスケート協会会長夫人らが加わっていたこともあり、当時、韓国のファンの間からは批判が続出した。ジャッジの不正の真偽はともかく、韓国のファンの間では依然として「反ロ感情」が渦巻いているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」