美帆は2個目メダル 高木姉妹の躍進要因は“嫉妬と敵対心”

公開日: 更新日:

 中距離のエースが今大会2個目のメダルを手にした。

 女子スピードスケート1000メートルで高木美帆(23)が1分13秒98で3位。銀メダルを獲得した12日の1500メートルに続いて江陵アイスアリーナに日の丸を掲げた。

 ここまで3000メートルも含めて3レースをこなしているだけに「この体の状況で、自分が想定していた以上のレースができた。1500以上に自分を褒めてあげたい」と納得の表情を見せた。

 今大会は団体追い抜きでチームを組む姉・菜那(25)とともに、初めて姉妹揃っての出場。前回のソチ大会は美帆は代表入りを逃しただけに、団体追い抜きでは姉妹でメダル獲得を目指す。

 過去に姉妹でメダリスト(世界選手権含む)になったのはレスリングの伊調千春(アテネ、北京銀)、馨(アテネから4大会連続金)、柔道の上野雅恵(アテネ、北京金)、順恵(ロンドン銅)、田知本愛(15年世界選手権銀)、遥(リオ金)らがいる。いずれも同じ競技とはいえ、階級が異なるため、代表選考会での直接対決はなかった。五輪出場をかけて姉妹同士による潰し合いはないため、ライバルというよりも、日頃から互いにアドバイスするなど協力し合ってメダル獲得を果たした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋