恩師や指揮官も期待 松坂大輔に“4・4巨人戦デビュー”案

公開日: 更新日:

 専門家はどう見たか。横浜高の野球部長として、松坂を「怪物」に育て上げた恩師・小倉清一郎氏はこう言った。

ソフトバンク時代より投球フォームが安定してきましたが、まだ直球にバラつきがある。左足を地面に着ける際、左肩を三塁側に入れ過ぎる点が気になります。これをやると、腕が遅れて出てきてリリース時に球が指にかからない。シュート回転や右打者の外角に引っかける要因にもなる。体を『開きたくない』という意識がそうさせるのだと思う。『速い球を投げたい』という思いから、無意識のうちに反動をつけてしまっているということもある。もっとシンプルに投げた方がいい。だいぶ期待値は上がってきましたが、問題は肩のスタミナ。最低でも5回を投げられるところまで持ってこられるか」

 中日、横浜などで活躍した評論家の門倉健氏はこう見た。

「37歳で3月上旬に144キロが出ればまずまず。キャンプ時より状態は上がってきています。変化球の精度が良く、インスラといわれる右打者の内角へのスライダー、左打者の外角へのコントロールも抜群だった。打者との駆け引きで巧みにゴロやフライを打たせている印象。なにより平成の怪物といわれ、人を引きつける力、オープン戦なのにお客さんを呼ぶ集客力は凄い。先月のキャンプも松坂効果で賑わっていましたからね。中日は投手陣、人気面ともに苦しい状況。救世主になる投手なのは確かです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動