一門連合稽古を欠席 横綱・稀勢の里に「休め」の大合唱

公開日: 更新日:

■負けが込んで途中休場は“横綱病”

 昨年1月場所で悲願の賜杯を抱き、横綱に昇進。翌3月場所で連続優勝を果たすも、左腕と左胸を負傷した。その後は中途半端な状態で出場し続け、もっか5場所連続休場(昨年9月場所は全休)という体たらくだ。

 稀勢の里は「2場所連続優勝」という基準を満たさずに昇進したという負い目があるだけに、「休場は示しがつかない」と思っているのだろう。

 しかし、その結果、途中休場の繰り返しでは本末転倒。評論家の中澤潔氏も以前、本紙に「横綱は自身の状態を見極めるのも大事。『これでは横綱としての相撲を見せられない』と思ったなら、初日から休場すればいい。それが横綱の権利。負け越しそうになったら途中休場というのは、ただの『横綱病』です」と話している。

 見切り発車で途中休場はもう勘弁だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?