完璧一転ぶつけてから失点 阪神・藤浪に“荒療治”のススメ

公開日: 更新日:

 復活を目指す今季は、テークバックをややコンパクトにしたフォームに変えて制球が安定してきたようにも見えるが、ある阪神OBはこう言う。

「今日は走者なしでもセットポジションから8割ぐらいの力で投げていた。力みは感じなかったし、ストレートも走っていた。しかし、右打者でも左打者でも配球は相変わらず外角主体。『ぶつけてはいけない』ということばかり考えているので、大和へ死球を与えてから突然制球が甘くなる。そんなに打者に当てるのが怖いなら、競走馬のようにブリンカー(遮眼革)でも着けて投げるしかないな(笑い)」

 競馬ファンならご存じのように、行きたがったり、臆病な馬は、他の馬が視界に入ると走ることに集中できず、折り合いを欠いたり、最後のスピードが甘くなる。そのためブリンカーを着けて視界の一部を遮ることで、本来の力を発揮できる馬も少なくない。

 球は速いが制球が悪い藤浪を「暴れ馬」と呼ぶ者もいるが、今は死球をビビる小心者。まさか特注のブリンカーを着けてマウンドに上がるとは思えないが、藤浪の心に宿る死球への恐怖心は、簡単には消えそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る