シンパは3人のみ…貴乃花親方「告発状」提出の真相と勝算

公開日: 更新日:

 親方の言う「資質が疑われている現理事」とはおそらく、2014年に部屋で暴行事件のあった春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)のことだろう。

 だが、当時の危機管理部長は誰あろう貴乃花親方その人。事件を知りながら世間に公表しなかったという点で、責任は自身にも降りかかってくる。

 暴力という点では、貴乃花親方自身にも疑惑がある。13年に元付け人を20発以上殴ったこと、指輪をした手で弟子を殴って裂傷を負わせたことなどが現在、東京高裁で争われている裁判の議事録に記載されている。

■一門も「仰天している」

 貴乃花親方の数々の言動に、他の親方連中は大ブーイング。「よりによって3月場所直前の告発だろ。本場所に水をぶっかけるようなことをしておいて、まさかここ(エディオンアリーナ大阪)に顔を出すつもりじゃないだろうな」と吐き捨てる親方も。理事選前後に一枚岩を強調していた貴乃花一門の親方ですら、今回の告発には驚き、アキレている。中には「仰天している」と話す親方もいるそうだ。いまや協会内に貴乃花親方を支持する親方はひとりもいないのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?