“職場放棄”の貴乃花親方 「告発状」提出時期にも残る疑問

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 協会は再度、ファクスで出勤を促すというが、そもそも役員待遇委員としての職務は、貴乃花親方の「信条」とは関係なしにすでに決められていること。

 それがおかしいというなら、しかるべき手段と手続きを踏んで職務を変えるべきだし、欠勤するための合理的理由がない以上、決め事には従うのがスジ。親方衆が「要するに内閣府に告発状を出した手前、協会に顔を出しづらいだけだろう」とクチをそろえるのはもっともなのだ。

 告発状を提出した時期にしても、「なぜ今なのか?」という疑問が残る。相撲協会の一員ならば、本場所の重要性は理解しているはず。にもかかわらず、場所直前の9日に告発状の存在を明かし、世間を揺るがせた。

 1月の理事解任直後や、3月場所後の提出ではいけなかったのか。結局、執行部がダメージを受ける時期をあえて選んだと言われても仕方がない。

 いよいよ貴乃花親方の正体がハッキリした――。

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