“職場放棄”の貴乃花親方 「告発状」提出時期にも残る疑問

公開日: 更新日:

 協会は再度、ファクスで出勤を促すというが、そもそも役員待遇委員としての職務は、貴乃花親方の「信条」とは関係なしにすでに決められていること。

 それがおかしいというなら、しかるべき手段と手続きを踏んで職務を変えるべきだし、欠勤するための合理的理由がない以上、決め事には従うのがスジ。親方衆が「要するに内閣府に告発状を出した手前、協会に顔を出しづらいだけだろう」とクチをそろえるのはもっともなのだ。

 告発状を提出した時期にしても、「なぜ今なのか?」という疑問が残る。相撲協会の一員ならば、本場所の重要性は理解しているはず。にもかかわらず、場所直前の9日に告発状の存在を明かし、世間を揺るがせた。

 1月の理事解任直後や、3月場所後の提出ではいけなかったのか。結局、執行部がダメージを受ける時期をあえて選んだと言われても仕方がない。

 いよいよ貴乃花親方の正体がハッキリした――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"