金本監督に虎主将福留が…打撃で激論交わしたハワイの夜

公開日: 更新日:

 福留は昨年からキャプテンに就任。監督に進言や意見をするのは、首脳陣と選手のクッション役という立場もあってのことだろう。

 昨季も同様のことがあったという。若手数人が試合前のウエート練習に参加しなかったことで、首脳陣から罰走を科された上にスタメンを外されたことがあった。前出のOBは「福留はその際も『今どきの若い選手たちに対しては、もっと別のやり方があるのではないか』と、首脳陣に進言していたそうです。今の若手は頭ごなしに叱ると萎縮したり反発したりすることがあるからだろう」と言う。

 言い方や場所を間違えると「造反」とも受け取られかねないが、これをむしろ好意的に見る向きもある。

「金本監督とは野球観に相違があったとされる掛布二軍監督が昨年限りで退任。就任3年目の今季は金本監督が誰に遠慮することなく好きなようにできる体制になった。これが独善に傾く危険もはらむ。福留の意見を受け入れるかどうかは別として、金本監督が主将と意見を交わすのは、チームの風通しを良くする意味でもマイナスにはならないのではないか」(阪神OB)

 今オフはハワイで祝杯を挙げられるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾