5月場所出る気満々 稀勢の里復活のカギは「相撲勘」の回復

公開日: 更新日:

「次に出る場所で覚悟を決める」

 かねてそう話していた横綱稀勢の里(31)が、12日、草加市で行われた春巡業に合流した。

 観衆の前で土俵入りを見せ、十両の佐田の海と稽古を10番。

「久しぶりで気持ちよかった。しっかりと体をつくって、万全の状態にしたい」

 と、満足げに話した。

 稀勢の里は優勝を果たした昨年3月場所で左上半身を負傷し、もっか6場所連続休場中。1月場所は「左大胸筋損傷の疑い、左前胸部打撲」で途中休場し、先場所も同様の理由で全休した。

 本人は「まだ時間がある。15日間、しっかり戦えるように心と体を鍛錬していきたい」とも話しているように、5月場所は出る気満々。問題は横綱の務めを果たせるかどうか、だ。

■勘を取り戻すのが先決

 ある親方は「その意味では、一門外(出羽海一門)の佐田の海と相撲を取ったのは好材料です」と、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋