著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

定期検診赤チェックオヤジども 御年44歳のコロンを見習え

公開日: 更新日:

 44歳のコロンがコロンと投げる球をアストロズの強打者どもが打てなかったんだぞ。

 はて? うたぐり深いもんだで、つい思ったこと。「打っちゃマズイよな」てな気分がアストロズどもになかったんだろ~か? 若えやつをボコボコにする時ゃ遠慮はいらねえ。「出直してきやがれ!」と啖呵も切れよう。

 出直しのきかねえコロンだら起き上がれないようなオヤジをボコボコにするのは可哀想じゃね? という気分……。これをな、日本じゃ「忖度」という。

 故ジャイアント馬場は晩年リングの上で若手から忖度されて試合をしていた。「レジェンド」って冠のまわりにゃ、お手盛り、気遣い、忖度があふれる。

 見せ物じゃそれもあろうが、真剣勝負のプロスポーツに「忖度」はあるんかしらん? だってなあ。野球は力が落ちれば契約されず引退だ。コロンはまだまだ使えると年俸約2億円でレンジャーズが契約したのだ。

 44歳で7回完全。すげえぞ。海の向こうにゃコロンとこけないオヤジもいる。おい、定期健診赤チェックだらけども! 励みにしようぜ。ナニ? 内臓脂肪十重二十重じゃ無理です? ご焼香。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"