思い出の地でプロ初安打 清宮は再びケガの功名にできるか

公開日: 更新日:

 清宮は当時を振り返り、「体のケアやトレーニングなど意識が変わった」と言っている。あのケガはマイナスにはならなかったようだ。

 プロ入りしてからの清宮は、ベンチではどの選手よりも大きな声でチームを鼓舞している。限局性腹膜炎から退院し、練習を再開した際には、体を動かすことができなかった反動であちこちに強い張りが出た。同僚には「張りがヤバイ」と漏らしつつ、寮では時間をかけて黙々とストレッチなどでケアに励んでいた。「やるべきこと」に対して手を抜かず、真摯に取り組む姿勢はチーム内でも高く評価されている。

 この日は「3番一塁」でスタメン出場し、七回の第3打席で左中間を破る二塁打を放ち、二軍では13打席目にしてプロ初安打をマーク。第4打席では右腕小野の149キロの速球を右前打した。病気による一時離脱を「ケガの功名」とし、このまま波に乗っていけるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"