連敗ストッパー ヤクルト由規が明かす「足指トレ」の効能

公開日: 更新日:

 今季3度目の登板で初白星。試合後、「素直にホッとしています。チームが乗っている中、自分だけ乗り切れていない感じだった」と安堵の笑みを浮かべたヤクルト由規投手(28)。

 首位を走るDeNAを相手に四回まで無安打投球。変化球を丁寧に低めに集めての七回途中1安打無失点の内容に、小川監督は「制球が安定していたね。スマートな投球を初めて見たよ」と評価した。過去2試合はいずれも4回3失点で降板していたのがウソのような安定感だった。石井投手コーチがこう言う。

「去年の秋から田畑(投手)コーチと話し合い、軸足を安定させるためのトレーニングを増やしたんです。投げるとき、軸足がフラフラしちゃうせいで、頭も振られてしまっていた。そこを直したかったんです」

 悪癖を直そうと、由規は昨秋季キャンプで足指のトレーニング器具を通信販売で購入。硬いスポンジ素材でできたそれは、足裏に接地する部分が盛り上がり、全ての足指が広がるように作られている。

 両足にはめて歩くとグラグラと歩きづらい。全体練習後にこの器具をはめて歩くトレーニングをメニューに入れ続けることで、足の裏と指で地面をつかむ感覚が養われた。でも、と由規が明かす。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」