連敗ストッパー ヤクルト由規が明かす「足指トレ」の効能

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 今季3度目の登板で初白星。試合後、「素直にホッとしています。チームが乗っている中、自分だけ乗り切れていない感じだった」と安堵の笑みを浮かべたヤクルト由規投手(28)。

 首位を走るDeNAを相手に四回まで無安打投球。変化球を丁寧に低めに集めての七回途中1安打無失点の内容に、小川監督は「制球が安定していたね。スマートな投球を初めて見たよ」と評価した。過去2試合はいずれも4回3失点で降板していたのがウソのような安定感だった。石井投手コーチがこう言う。

「去年の秋から田畑(投手)コーチと話し合い、軸足を安定させるためのトレーニングを増やしたんです。投げるとき、軸足がフラフラしちゃうせいで、頭も振られてしまっていた。そこを直したかったんです」

 悪癖を直そうと、由規は昨秋季キャンプで足指のトレーニング器具を通信販売で購入。硬いスポンジ素材でできたそれは、足裏に接地する部分が盛り上がり、全ての足指が広がるように作られている。

 両足にはめて歩くとグラグラと歩きづらい。全体練習後にこの器具をはめて歩くトレーニングをメニューに入れ続けることで、足の裏と指で地面をつかむ感覚が養われた。でも、と由規が明かす。

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