【投手1】ア・リーグ同地区で対決する2人の“曲者左腕”

公開日: 更新日:

ショーン・マナイア(26歳・アスレチックス)

 今季初のノーヒッターだ。

 4月21日のレッドソックス戦で2四球を許しながらも10奪三振。大谷が2回でKOされて初黒星を喫した強力打線を相手に凡打の山を築いた。

 インディアナ州出身で、13年のドラフト1巡目でロイヤルズに入団。15年7月にアスレチックスに移籍し、翌16年にメジャーデビューした。将来のエース候補として嘱望され、16年はローテに定着して7勝(9敗)をマーク。飛躍が期待された昨季は初の2ケタ勝利(12勝)を挙げた。

 発達障害の一種のADHD(注意欠陥多動性障害)を患っており、シーズン中も治療薬を欠かさない。昨季は薬の副作用で食欲が落ち、ベスト体重である111キロから11キロも減少。球威まで落ちて、シーズン中に不振に陥った。今季は専門医が処方した副作用のない治療薬を服用しているそうで、レッドソックス戦では最後まで集中力を切らさずに大仕事をやってのけた。

【連載】大谷の難敵 ケタ違いの実力と素顔

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」