戦友やコーチが絶賛 SB内川の2000安打は技術と献身の賜物

公開日: 更新日:

 外角高めの変化球をとらえると、満面の笑みを浮かべて一塁へ走り出した。

 9日、内川聖一(35)が2000安打を達成。残り25本として開幕を迎えながら、31試合121打数を要した。王手をかけてからは14打席無安打。極度の打撃不振で産みの苦しみを味わっただけに、「やっと、やっと打てた。個人的な記録のことでチームに迷惑をかけていることが一番きつかったので、早くこの日を迎えたいという思いでした」と試合後は安堵の表情だった。

 1800試合目での大台達成は史上9番目の早さ。プロ野球の長い歴史で2人しかいない両リーグ首位打者の勲章も持つ希代の右打者を、ナインはどう見ているのか。

 内川の1歳上、高谷裕亮(36)が言う。

■「自己犠牲の精神と技術力」

「例えば何かあって選手が集まったときなどは、うまくみんなをまとめてくれる。キャプテンとして、チーム全体を背負っている覚悟があるのがよくわかる」

 内川を師と仰ぐ上林誠知(22)が瞠目するのがバットコントロールだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束