慌てて育成から支配下登録 ソフトBは捕手がVのアキレス腱

公開日: 更新日:

「残念です。一軍のこの状況ですからね……」

 工藤監督がため息をついた。

 ソフトバンクは3日、2年目捕手の九鬼(19)が2日に右手親指の手術を行ったと発表。1日の三軍戦で負傷し、全治2~3カ月だという。

 今季も優勝候補筆頭と下馬評の高いソフトバンクのアキレス腱が捕手だ。

 キャンプ中、ベテランの高谷(36)が右ヒジを痛めて手術。第3捕手候補の栗原(21)も右肩を脱臼し、離脱した。そこで球団は開幕直前に急きょ、育成選手の堀内(21)を支配下登録。扇の要は正捕手の甲斐(25)と、この堀内の2人体制を取ることになった。

 おまけに九鬼まで故障離脱したことで、一軍の2人とケガ人を除けばチーム内に残された捕手はわずか3人。ソフトバンクは三軍制を敷いているため、試合に出場できる捕手がいない、なんてことにもなりかねない。

「2年連続でベテラン捕手を切ったことが裏目に出た」と、球団OBがこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」