無敗王者“112秒殺”で3階級制覇 井上尚弥にライバル尻込み

公開日: 更新日:

「これがボクシングです! (スピード決着に)自分でもびっくりです!」

 新王者がリング上で笑顔を見せた。

 25日に行われたボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ。挑戦者の井上尚弥(25)が、ここ10年間無敗の王者マクドネルに1回1分52秒でTKO勝ちし、3階級制覇を成し遂げた。

 前日計量から当日は12キロも増やした王者に、井上は「ボディーを狙う」との宣言通り、開幕のゴング早々に左ボディーを一閃。左フックでダウンを奪い、怒涛のラッシュでマクドネルをマットに沈めた。

 井上はスーパーフライ級からバンタム級に転向わずか1試合目。「怪物」の異名を取ったハードパンチャーぶりに他のボクサーたちがおじけづき、なかなか試合が決まらないこともあった。

「井上を倒せばスターダムにのし上がれるチャンスとはいえ、多くのボクサーは『嵐が過ぎる』のを待つのではないか。井上ならさらに上の階級でも十分通用する。階級を変更するまで、息を潜めてじっとしているボクサーがさらに増えることになるでしょうね」(ボクシングライター)

 いつの時代も、強すぎる者は疎まれる宿命か。

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