著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

じん帯損傷エンゼルス大谷に群がる自称“ご家族サマ”の叫び

公開日: 更新日:

 嫌な夢でうなされて目が覚めた。病院の待合室でオロオロと待っていると、医者が厳しい顔をして現れる。

大谷翔平選手のご家族の方、お話があります」

 一斉にドドッと集まる様子を(なぜだか)テレビカメラを積んだドローンが飛び上がって上空から俯瞰すると、驚いちゃいけない(な、なんと)数万人の「ご家族の方々」が一人の医者を取り囲む。

「先生、う、うちの翔平は大丈夫でしょうか!」

 そのうち、

「おめえは家族じゃねえだろ?」

「何言ってんだ、全出場試合独占放送局だ」

「うちは夏までに大谷本20冊出す出版社だ」

「家族の許可は得たのか!」

「うちは家族みたいなもんだ!」

「静かにしろ翔平に聞こえる!」

 数万人が静まり返った中、医者が「右ヒジ内側側副靱帯の損傷グレード2です」(全員絶句)。

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