株主総会は無風でも G由伸監督「契約延長」へ消えない雑音

公開日: 更新日:

「世間を騒がせた野球賭博問題の最中に監督就任要請をして火中の栗を拾ってもらった負い目は球団上層部に残る。渡辺主筆は現役時代から由伸監督に目をかけていて長期政権を願っている。仮にV逸しても、来年以降につながる戦いができれば大丈夫という見通しはあります」(チーム関係者)

 だが、一筋縄ではいかないのも巨人である。一時は最下位に沈むなど59試合を消化して借金2。1点差試合に5勝11敗と勝ち切れないことで苛立つ上層部の中には「契約延長はリーグ優勝を奪回した時のみ」という強硬意見もあるという。

 この日のソフトバンク戦は8―2。先発した山口俊は7回1失点で5勝目(5敗)を挙げた。これで5得点以上の試合は17勝2敗。今年の巨人はバカ勝ちが多い。一方で2得点以下の試合は17敗1分け。1―0や2―1といった少ない得点を守り切る試合はできていない。

 首位広島とは6ゲーム差。もし契約延長の条件が「V奪回」に限定されるなら、これ以上離されるわけにはいかない。雑音を封じるには結局、勝つしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動