大学選手権のネット裏で…部長に怒られ会議で恥かいた顛末

公開日: 更新日:

 数日後――。会議があった。といっても本格的なものじゃない。スカウトに部長とエラいさんを加えた食事会みたいなものさ。

「皆さん、掘り出し物はいませんか?」

 しかめっ面のエラいさんが切り出したんで、我先にと捕手の名前を挙げた。

「肩は強いし、バッティングもいい。ドラ1クラスじゃないですか?」

 くだんの捕手は盗塁阻止率も含め、一般的な評価の割にデータ上の数字が秀逸なんだろう。数字好きのエラいさんの表情が一瞬、ほころんだのをオレは見逃さなかったね。

「後で聞いたところ、普段は二塁への送球が2秒を……」と言い掛けたら横ヤリが入った。部長だ。

「そうか? オレが見た限り、2秒を切ったのは一度もなかったな。せいぜいが、5位か6位止まりの選手じゃないか」

「いや、今回はたまたま肩の調子がいまひとつだったみたいで……」

 言うと、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る