ノーマークDeNA京山の活躍で関西担当が背中を丸めてた

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「開幕から3連勝したDeNAの京山は高卒2年目。確かドラフト4位ですよね。彼がエース格になるかどうかは分かりませんけど、あんなふうに他球団がノーマークの選手を下位で獲得できませんか?」

 先日のスカウト会議で仏頂面のエラいさんがこう言ったから、ウチの関西地区担当スカウトは背中を丸めて小さくなってたっけ。

 京山は滋賀の近江高校出身だけに、関西担当は自分が嫌みを言われたと思ったんだろうな。

 近江のエースとして16年夏の甲子園に出場、1回戦の常総学院戦に2番手で登板するも、6回を10安打6失点と打ち込まれた右腕だ。地区予選での好投をひそかに評価していた関西担当も、球団内の他のスカウトの目の前で火だるまになった投手の獲得を強く推すことはできなかったに違いない。

 オレたちにとって、この時期のスカウト会議は針のムシロさ。大学野球のリーグ戦が始まり、今年のドラフトの大まかな方針を決めていく。その過程で話題に上るのは、なぜか、他球団で活躍するノーマークだった選手たち。

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