コロンビア戦勝利“陰の功労者” 早川直樹コーチの仕事ぶり

公開日: 更新日:

 日本はコロンビア戦の前半6分、MF香川がPKを決めて先制した。前半のうちにコロンビアに同点に追い付かれたが、相手は勝ち点3を狙って攻勢をかけてくるわけでもなく、「このままドローでOK」という消極的な試合運びだった。

 エースFWファルカオ以外の選手にはキレがなく、長友が「スピードお化け」と警戒したサイドアタッカーのフアン・クアドラードも自慢の快足を披露する場面はなかった。

 コロンビアの選手たちは、明らかにコンディション調整に失敗した。

 それが試合内容と結果に反映された。

 日本は13日にキャンプ地カザンに入ったが、そこでは負荷をかけた練習はほとんど見られず、コンディション調整を優先した。正直に言って「この程度の負荷で日に日に暑くなるロシアで戦えるのか?」と思った。しかし、日本人選手のコンディションの良さは一目瞭然。日本スタイルがコロンビアを打ち破ったといえるが、功労者として早川直樹コンディショニングコーチを挙げたい。

 日本代表は、2010年南アW杯から高地対策の専門家を帯同させ、練習中から検尿、採血による血中酸素などを測ることで選手の疲労度をチェック。それはザッケローニ代表、ハリルホジッチ代表にも受け継がれ、ハートレートモニターで心拍数なども確認するようになった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋