決勝Tほぼ手中に 快進撃ロシアにぶら下がるニンジンの中身

公開日: 更新日:

 開催国ロシアが決勝トーナメント進出を手中に収めた。

 地元の大声援の中、後半2分にオウンゴールで先制。14分にMFチェリシェフ(27=ビリャレアル)が大会3ゴール目を決め、17分にはFWジュバ(29=アルセナル)の2戦連続弾でダメ押し。守っては、相手のエースストライカーで英プレミアリーグ得点王サラー(25=リバプール)のPKによる1点に抑え、開幕から2連勝である。21日にウルグアイがサウジアラビアを下せば、1次リーグ最終戦を残して決勝トーナメント進出が決まる。

 出場32カ国中、FIFAランク最下位のロシアによる予想外の快進撃。政府からぶら下げられたニンジン効果も大きい。

 ロシアは、国家ぐるみのドーピング違反が発覚して、16年リオ、今年2月の平昌の五輪2大会で出場制限を科された。両五輪では、大会期間中にも違反者を出して、ロシアスポーツ界の信用は完全に失墜した。

 地元開催のW杯で名誉挽回を図りたいロシア政府は選手の士気を高めるため、手厚いボーナスを用意した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」