ロシアW杯を制したフランスに感じた長期政権のメリット

公開日: 更新日:

 自国開催のユーロ2016で決勝に駒を進めながら、優勝トロフィーを目前で逃して以降、今も主軸を担っている選手たちは悔しさを胸に秘めつつ、ロシアでW杯のタイトルを目指してきた。

 その中で生まれた結束力は、我々の想像を超えるレベルだった。それはピッチ上でのパフォーマンスにも表れていた。

 決勝T1回戦のアルゼンチン戦で見せた完璧なカウンター。準決勝のベルギー戦で見せた一糸乱れぬ芸術的な守備。決勝のクロアチア戦では、味方のミスや調子の上がらない選手を察知し、すぐに「集団としてカバーし合う」対応力も見せた。

「今日は、素晴らしい精神力を見せることができた。選手たちを誇りに思う」と試合後に話したデシャン監督は、さらに「無限の可能性を秘めた若いチーム」と語り、2年後のユーロ優勝を目指すことを公言した。

■日本の拙作な監督選びとは対照的

 代表チームでもコロコロと指揮官が交代する昨今、優勝国フランスから学ぶべき点は多い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋