女王・鈴木聡美100m平で金 引退説を吹き飛ばす復活の泳ぎ

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 ジャカルタで開幕したアジア大会の競泳女子100メートル平泳ぎで鈴木聡美(27)が1分6秒40のアジア記録で優勝。今大会日本勢初の金メダルを手にして、「自己記録まで0秒8届かなかったので悔しいですけど、アジア大会(の100メートル)では初めての金メダル。本当にうれしい。一生懸命、泳ぎました」と満面の笑みを浮かべた。

 2012年ロンドン五輪の100メートル平泳ぎで銅、同200メートルで銀、400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得。同一大会で3つのメダルは日本競泳女子史上初の快挙だった。

 その後は長いスランプに陥り、100メートル平泳ぎで出場した16年リオ五輪は準決勝敗退。引退も囁かれた。しかし、前週のパンパシで同200メートルで3位に入り、主要国際大会では6年ぶりとなる表彰台に立って復活をアピールしたばかりだった。

 すでに、20年東京五輪出場を目指すと宣言している鈴木。この日は同レースで23歳の青木玲緒樹が0秒05差の2位に入るなど後輩の突き上げは激しいが、“ベテラン”にとっては、それも大きなエネルギーになりそうだ。

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