韓国撃破の立役者に なでしこに“頼れる菅沢”が帰ってきた

公開日: 更新日:

 なでしこジャパンがアジア大会(インドネシア)準決勝で韓国を2―1で下し、4大会連続で決勝進出を決めた。

 今大会で最も攻め込まれ、苦しい展開を強いられた。数少ないチャンスを決めたのは、浦和レッズレディースのFW菅沢優衣香(27)だった。

 今大会のみならず、4月の女子アジアカップ前から、菅沢は不穏な空気に包まれていた。完璧なタイミングでシュートを放っても、なぜかゴールに嫌われてしまう。

 それも2度や3度ではないから深刻だ。

 今大会もタイとの初戦から、その不穏さは顔をのぞかせていた。続くベトナム戦では、無駄なく先制弾を決めて気持ちは上向くも、そこからが続かなかった。しかし、この日の菅沢は違った。

 前半5分。日本のファーストチャンス。ボールが菅沢に入った瞬間、カメラを構えながら思わず祈る。「タイミング良く(DFの)裏に抜け出せたし、GKの位置も見えていたし、良いタイミングでシュートが打てました」(菅沢)。一つ一つの要素がピタリとハマり、ビッグチャンスを逃すことなく仕留めた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に