よぎる3年前…燕・山田「トリプル3」3度目堅く球団真っ青

公開日: 更新日:

「今年こそはどうにか説得しないと、球団はパンクしますよ」

 こう漏らすのは、あるヤクルトOBだ。

 5連勝のあと、広島に3連敗を喫したヤクルトは3位巨人とは1ゲーム差。残り27試合をどうにか2位のまま終えたいところだが、フロントにとってもうひとつ気がかりなのは人件費だ。

 今季の山田哲人(26)はすでに30本塁打、30盗塁をマーク。もっか打率も.311。3度目となるトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)はほぼ堅い。

 昨オフ山田は入団以来初の年俸ダウンで今季は2億8000万円。優勝した2015年に1度目のトリプルスリーを達成した時は8000万円から2億2000万円にアップし、プロ野球史上初となる2年連続の偉業で3億5000万円までいった。

「山田は15年オフに、複数年契約の提示を断った。今となっては大正解だが、フロントは交渉失敗を後悔しているはずです。3度目のトリプルスリーとなれば今年の年俸更改は5億円に到達するかどうかの攻防となるし、若い山田なら今後、4度目、5度目のトリプルスリーも十分にあり得る。球団はこのまま単年契約を継続されたら非常に困る。それこそ、山田ひとりの人件費が10億円なんてことにもなりかねない。おそらく今オフは4億5000万円の3年から4年契約ぐらいでハンコを押してもらいたいはずです」(前出のOB)

 ちなみに9月2日の山田は4タコ。フロントは密かに打率が3割を切ることを望んでいたりして……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず