2年契約満了で去就は 中日ビシエド水面下で“静かなる銭闘”

公開日: 更新日:

 果たして、来季も中日でプレーするのか。今季で2年契約が切れるビシエド(29)のことだ。

 在籍3年目の今季は不動の4番として、打率.352で首位打者争いのトップに立ち、170安打で最多安打との2冠をうかがう(18日現在)。

 昨年は米国での永住権取得のために1カ月間もチームを離脱するドタバタもあったが、苦手としていた内角の対応力が向上。打撃技術に磨きがかかった。一塁守備もレベルアップし、球団は再契約の方針を固めている。渉外担当が代理人との下交渉のためにすでに渡米したという。

「ビシエドは家族と一緒に名古屋に住んでいて、すっかり名古屋に溶け込んでいます。スペイン語が母国語のアルモンテ、ガルシアらもいるし、チームに愛着も感じているようです。3人の息子たちはドアラの大ファンで、8歳になる長男のビシエドジュニア君は今年から名古屋市内の少年野球チームに入った。このチームにはチームメートの子供もいますし、いたく気に入っていますよ」とは、チーム関係者。

 今季年俸は1.7億円プラス出来高。「3年間、年俸が変動することなくプレーしてきたが、今回は年俸3億円、3年程度の複数年契約の攻防になるとみられます」とは、地元のマスコミ関係者。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘