「放映権」は小林浩美会長と一部しか知らない“密室案件”

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 小林会長は放映権料を元手にLPGAの財政基盤立て直しと、選手育成資金、女子プロの年金制度を立ち上げたいと考えている、と伝えられる。

 だが、協会広報からはもちろんのこと、小林会長から各主催者への詳しい説明は一切ない。それどころか協会内部でも「お恥ずかしい限りですが、何が起きているのかごく少数のスタッフしか知らされていない」(幹部)のが実情だ。理事クラスでも全貌を把握しているか疑わしい。それほど、小林会長と一部スタッフだけの密室で事が進められているのは確かだ。

■女子プロへの説明も一切なし

 来季から女子ツアーの試合数が減る可能性もあるという報道が出ると、心配したプレーヤーズ委員会の女子プロが小林会長に「どうなっているんですか?」と質問した。

 すると、「あなたたちのためにやっているんだから心配しなくていい」と言うだけで、選手にどんなメリットがあるのかは何も伝えていない。

「小林会長はこれまで女子ツアーを支えてきたテレビ局を敵に回してしまった。テレビ局がスポンサーから撤退して大会数が減っても、改革には痛みが伴うと覚悟しているようです。でも、“あなたたちのためにやっている”と言うが、テレビ局がスポンサーについている女子プロもいる。小林会長の強引な手法は、とどのつまり活躍の場を奪われる選手にしわ寄せがいくことにもなりかねない」(関係者)

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