大谷が着手へ “超地味”リハビリメニューをトレーナー解説

公開日: 更新日:

 日常生活に支障を来さない程度まで回復しても、ボールはまだ握れない。

 メスを入れてから腕力が落ちているため、術後3カ月目からはバットを握ると同時に握力の強化が必要になる。

「基本動作をしっかりと身に付けながら、徐々に握力強化に移行します。術後、6カ月目までは移植した靱帯を体になじませることが重要なポイントになります。基本的な動きが可能になり、筋力の強化が済み、なおかつ、患部に痛みや張りがなければ、術後6カ月程度で初めてスローイングプログラムに入ります。患部がなじまないまま、次のステップに進むと、後々、回復が遅れるケースも考えられるので、この時期は焦らずに基本動作を反復するしかありません」(深澤氏)

 大谷は来季、まずは打者先行で復帰し、二刀流としての完全復活は再来年の20年を見据えている。

 これまでも復帰を焦り、自分勝手にリハビリを進めて故障を繰り返した日本人メジャーリーガーのケースもある。

「和製ベーブルース」復活には地味なリハビリが第一歩になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ