矢野新監督は一軍初采配 ダメ虎再建のカギは“参謀”が握る

公開日: 更新日:

「超積極的、諦めない、誰かを喜ばせるというのは常に大事にしていきたい。来年、もちろん優勝を狙う」

 阪神矢野燿大新監督(49)が18日、大阪市内での就任会見で抱負を語った。

 新体制は23日の秋季練習から本格的に動きだす。新しいコーチ陣は、矢野監督と二軍で共に汗を流した者を多数昇格させ、参謀役となるヘッドコーチには、楽天の清水雅治一軍外野守備走塁コーチ(54)が内定している。

 矢野監督は一軍采配が初めて。「参謀」となるヘッドコーチの能力がチーム再建のカギを握ると言っても過言ではない。

 在阪テレビの関係者がいう。

「ヘッドといえば、ダメ虎を立て直し、03年に優勝した星野監督には『オレの両手、両足』というほど、絶大な信頼を寄せる島野(育夫)さんがいた。島野さんは1年目のキャンプでは拡声器で大声出して選手を叱咤し、おとなしいチームを率先して盛り上げた。試合前は選手の動き、体調に目を配り、裏方の健康面にも気を配っていた。中日時代は選手の夜のトラブルの後始末までやっていたこともあるそうですが、阪神ではそんな話は聞きませんでした。ただし、若手、ベテランを問わず、選手とは2人きりで話すことも多く、野球のグチやプライベートの話も聞いていた。それを監督に一切伝えなかったことで選手にも信頼されていた」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ