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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

根尾昂には捕手さえこなせるセンス・柔軟性・頭脳がある

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 根尾のピッチングを捕手が構えるすぐ後ろで見たことがあるが、その速球のスピンの素晴らしさは、大学当時の則本昂大投手(楽天)に匹敵する。併せて、タテのカーブがいい。横ぶれがないから落下速度が速い。空振りのとれるカーブだ。

 ただ、ほんとのところを言うと、私なら、根尾を「捕手」で育ててみたい。難しい遊撃手を半年ほどでこなした野球センスに、スキー大回転で養った股関節、ヒザ、足首の柔軟性。加えて卓越した頭脳と感受性。「捕手」になるために生まれてきたような選手ではないか。

 私のイメージの中には、大丈夫か? の視線の中で、あっさり難なく捕手をこなしてしまう根尾昂がいる。

▽ねお・あきら 00年4月19日、岐阜県生まれ。177センチ、78キロ。右投左打。

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