著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

197センチの仙台GK シュミット・ダニエルを代表戦で見たい

公開日: 更新日:

 もう2年も前になるのか……と感慨にふけりつつ、担当者に2016年10月の当コラムのデータを見せてもらった。当時のハリルホジッチ日本代表監督が、GKだけを集めた合宿を行った際に「近代フットボールは身長が190センチ以上ないと良いGKとは言えない」と発言したことに「口を慎んで欲しい」と噛み付いた。

 その時の合宿に参加したGK6人の中で190センチ以上は、当時J2松本のシュミット・ダニエル(197センチ)、当時、鳥栖の林(195センチ)の2人だけ。ハリルのデリカシーに欠けるコメントに「ふざけたことを言うんじゃない!」と不快感を表させてもらった。

 前振りが長くなってしまった――。

 10月24日の天皇杯準々決勝・磐田―仙台戦をテレビ観戦し、仙台シュミット・ダニエルのパフォーマンスに見惚れてしまった。至近距離からのシュート、CKからのヘディングに機敏に反応したと思ったら、ゴール左上隅に飛んだミドルシュートにタイミング良く右手を伸ばし、ゴール枠外にはじき出してみせた。

 GKには「当たっている試合」がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?