巨人・原監督は丸との両取りを狙うが…FA炭谷争奪は大苦戦

公開日: 更新日:

 今季、炭谷は高卒5年目捕手の森が一本立ちしたことで、出場機会が激減。先発マスクは42試合にとどまった。

 楽天は、出場機会を求めてFA宣言するといわれる炭谷に最大限の誠意を見せようというわけである。

 そこへいくと、巨人では恐らく先発マスクまでは約束されない。原監督は現在の正捕手、小林誠司(29)をそれほど高く評価していない、という声はある。先日も、「秋のキャンプの主将? あっていいね。参加最年長は小林? 去年は小林だったの? え~、小林~?」と言っていた。配球面や今季打率.219の打撃面に大きな不満を持っているようなのだが、小林は絶対的エースの菅野が全幅の信頼を置く人間である。ここ3年間、扇の要を守ってきたチーム内での実績をチャラにするというわけにもいかず、炭谷を獲得したとしても小林との併用が現実的な線だろう。

 すでに西武は残留交渉を始めている。条件提示も済ませた渡辺久信SDは「必要な選手。最大の評価をさせてもらった」と話したが、巨人の口説き文句も最後はカネか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々