吉田輝星は二軍施設見学で感激 日ハム寮生活に必要な心得

公開日: 更新日:

 日本ハムといえば「ドラフト」と「育成」が2本柱。ドラフトで獲得した選手を、独自のマニュアルによって一人前に育てる。生え抜き中心のチームづくりが奏功しているだけに、「寮生の野球への取り組み方には目を光らせているし、重要視もしています」と、OBのひとりがこう言った。

「合宿所に隣接する室内練習場は夕食後も利用できますが、その利用頻度なども細かくチェックしていて、首脳陣によるスタッフミーティングの重要な資料にしている。例えば西川やメジャー入りした大谷らは深夜、マシンを相手に黙々と打ち込んでいたとかね。そうやって、人が見ていない場所でも自主的に練習できる選手は目をかけてもらえるし、それなりのチャンスも手にします」

 一方で、ヤル気のない選手に対してはシビアだという。

「寮にいた当時の斎藤佑樹なんかは、もっと目の色を変えてしかるべきなのに、その気配がないという報告が首脳陣に上がっていたと聞きました。出版社社長にポルシェをたかっていたと週刊誌に報じられたときには、さすがにアキレ返る声が内部から噴出したといいます。斎藤の場合は、つまり、野球に取り組む姿勢が問題視されていたわけで、いまでは期待も計算もされていません。比較的早い時期に戦力外通告を受ける若手は、残した数字や成績以外の部分で見切りをつけられたのです」(同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮