著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

勝てない石川遼はJGTO副会長や選手会長をやっている場合か

公開日: 更新日:

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は今季、米ツアーのシード権を失って国内に復帰した27歳の石川遼を、青木功JGTO会長に次ぐ副会長と選手会長に据えて、ツアー人気を取り戻そうとした。

 米ツアーでは勝てなかったけれど、国内ならきっと勝ってくれるに違いない。そうすればギャラリーも昔のように戻ってきて、テレビ視聴率も上がると踏んでいたわけだ。

 国内開幕戦で優勝争いをして2位になったときは、してやったりとほくそ笑んだに違いない。

 しかし、その後が続かず、2日間の地方オープンで2勝しているけれど、ツアーはトップ10が4回だけ。賞金ランク27位で最終戦の日本シリーズには、どうにか出場することはできたが、1年間を振り返ってみれば石川の名前だけではギャラリーを呼び戻すことはできなかった。

 昨年、宮里優作は選手会長の職務をこなしながら4勝して賞金王になった。だから「試合には影響がないので大丈夫」と言って頼んだのだと思う。

 しかし、日本男子ツアーの人気を取り戻すには石川に勝ってもらわなければならないのだから、来季は副会長職も選手会長職も解いて、存分にゴルフができる環境を与えたほうがよい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」