金満巨人復活…26人目のFA丸獲得で「補強費50億円」の波紋

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 丸には5年30億円超とも総額35億円とも伝えられる球団史上最高の大型契約を提示した。すでにFAで獲得が決まっている炭谷には3年総額6億円。オリックスから自由契約となった中島には年俸だけで1億5000万円だ。新助っ人のビヤヌエバにも同2億2000万円。この2人には年俸以外にも契約金などが発生する。これまでに獲得が決まった補強組だけで、ざっと50億円規模にのぼる。

 さらに山口オーナーが数日前に「補強はまだまだ半ば。十分戦力を確保したと言える状況ではない」と話しているように、今後は抑え候補となる外国人投手、日本球界復帰の可能性が高い岩隈の調査も継続する。補強の費用は総額で50億円から60億円規模にまで膨らむ可能性もある。

 原監督にとって、こんなにやりやすい環境はない。就任した際、山口オーナーに「過渡期のチームに関しては原監督に全てお任せする。編成に関しても監督の意向を完全に尊重する。責任を監督に丸投げするということではなく、戦力獲得の最終責任はフロントが負う。こういった姿勢で巨人を強くしていきたい」と、「全権監督」かつ「責任を問われない」という夢のようなお墨付きをもらっている。

 50億円もかけた超大型補強は全て原監督の意向だ。しかし仮に来季、5年連続V逸となった時、誰が責任を取るのか――。指揮官の代わりに詰め腹を切らされる「フロント」は、たまったもんじゃない。

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