巨人入り決断のFA丸 田中広輔に「心配は家族」と悩み吐露

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 広島から国内FA権を行使した丸佳浩(29)が巨人に移籍する意思を固めたことが29日、分かった。地元の中国新聞も報じている。きょう30日に正式表明する。

 2年連続セ・リーグMVPを受賞した大物を巡っては、広島、ロッテ、巨人の3球団と交渉を進めていた。11年間在籍した広島残留を模索しながらも、移籍を決断した決め手となったのは、やはり「条件」だった。

 丸が希望する条件との開きは最後まで埋まらなかった。11年間在籍した広島には4年17億円とも3年12億円ともされる条件で慰留された。宣言残留も認められ、交渉を進めてきたが、ロッテからは6年30億円、監督手形、井口監督の背番号6を提示された。巨人からは5年30億円を超える総額35億円規模の大型契約と背番号8を確約されるなど、広島を大きく上回る破格のオファーを受け、丸の気持ちは揺れ動いた。

 この日、「ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が行われ、広島からは菊池涼介(28=二塁手)、田中広輔(29=遊撃手)、丸(外野手)が出席した。6年連続6回目の受賞となった丸は「決断はまだか」との問いに、この時点では「はい」と答えていた。

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