「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

公開日: 更新日:

貴公俊が今年の夏巡業で、師匠の貴乃花に反抗したときの態度が象徴的だろう。稽古に身が入っていないと受け取られたか、『正座しろ!』と怒鳴られても完全無視。揚げ句、貴乃花の方に頬を突き出すかのように、殴れるものなら殴ってみろと言わんばかりのものすごい表情を浮かべたそうだ。あれを見て、弟子たちの気持ちが貴乃花から完全に離反しているのはもちろん、あそこの部屋は暴力が日常的なんだと感じた人はひとりやふたりではなかった」とはある親方だ。

■時間が経てば本性もあらわになる

 合併から2カ月ちょっと。いまはまだ、旧貴乃花部屋と千賀ノ浦部屋の力士たちは互いに気を使うだろうし、テレビや新聞などのメディアも注目している。まして今回の事件によって、またしても暴力問題がクローズアップされたのだ。当分の間は旧貴乃花部屋の連中もおとなしくしているに違いない。しかし、時間が経てば慣れが生じるし、本性もあらわになる。実は2つの部屋が合併するにあたって、別の親方はこう危惧していた。

「最初はまだいい。互いが様子を見て、共同生活も手探り状態だ。ただね、相撲の実力は貴乃花部屋から来た連中の方が明らかに上。やがては、もともと千賀ノ浦にいた連中が、貴乃花部屋の力士たちの付け人を務めるようになるだろう。問題はそのときさ。もとから部屋にいた力士たちが、新参者たちにアゴで使われるようになる。ただでさえ貴乃花のところから来た連中は乱暴だからね。もとから千賀ノ浦にいた若い衆たちがいびられる可能性もあるわけで、辞めるようなことにならないか不安だ」

 貴ノ岩が付け人をぶん殴ったことで、早くも貴乃花部屋の暴力体質が露呈したいま、この親方の不安が現実のものにならないか心配だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす