白鵬“疑惑の右腕”「筋肉切れている」は5月場所への布石か

公開日: 更新日:

「(筋肉が)切れていると思う。なんとなく、稀勢の里の気持ちが分かる」

 25日の一夜明け会見で、横綱白鵬が自身の負傷具合を明かした。

 3月場所でV42を達成し、全勝優勝は15度目。いずれも歴代最多記録であるものの、代償も大きかった。

 24日の千秋楽で鶴竜を投げ飛ばした際、ともに土俵下に落ちた白鵬は右上腕部を押さえて悶絶。支度部屋では患部に氷嚢を当て、「(筋肉が)切れている」と話していた。

 賜杯を抱くときも、勝負審判の朝日山親方(元関脇琴錦)の手を借りたほど。優勝旗は左手一本で辛うじて……というありさまだった。

 白鵬の言うように、1月場所で引退した横綱稀勢の里(現荒磯親方)も、筋肉のケガが引退の遠因となった。

 稀勢の里は2017年の3月場所13日目に左上腕と左胸の筋肉を損傷。翌日以降も出場を続けて優勝したとはいえ、ケガした当日は病院に直行している。

 にもかかわらず、白鵬はなぜか病院には行かず。「(一夜明けて)少しは動かせるようになった。安静にしたい」と話すにとどめた。自分でも「切れている」と思うなら、なおさら病院で検査すべきではないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも