丸が抜け“勝敗負う覚悟” 広島4番・鈴木誠也に三冠王の目

公開日: 更新日:

 前出の川端氏が続ける。

「タイトルのことも、勝敗を背負うということも、はっきり口にできるようになった。昨年まではどこか丸などに遠慮をしていたんでしょう。自覚が増した証拠です。誠也は年々、熱心に相手投手の研究をするようになっているそうです。主に配球などですね。そして、ベンチではひとときも相手投手から目を離さない。配球はもちろん、クセなどを見つけるためです。これは打席で気付いたことなどをベンチでメモしている丸の影響が大きい。(2017年の)右足首手術の影響があった昨年は、4月に2週間ほど離脱した時期がありましたが、今年は充実しているように見ます。自身初のタイトルどころか、三冠王を狙って欲しい。緒方監督ら首脳陣は、最初からそれぐらいの能力があると思って育成していますから」

 機は熟した。04年の松中(ダイエー)、セ・リーグでは1986年のバース(阪神)以来となる三冠王獲得は、広島のリーグ4連覇に直結する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因