2度の同点劇に貢献 ヤクルト村上は高卒でもキャラは超大物

公開日: 更新日:

 大物キャラはすっかり定着している。雄平(34)も「オレ、なめられてるんですよ、まずいなあ。試合中もベンチで『雄平さん、ちゃんと声出してください』とか言ってイジってくるんです」と苦笑いだった。

 コーチの指導を「スルー」することも。宮本ヘッドコーチはため息交じりにこう苦笑する。

「アイツは言うこと聞かんよ」

 村上の課題はお粗末な守備。本人も「守備で迷惑をかけている」が口癖だが、今季6失策はリーグで2番目に多い。記録に残らない拙守も目立ち、ベンチでは宮本ヘッドが険しい表情を浮かべるのはおなじみの光景。それでも辛抱強くスタメンに起用し続けるのは、育成重視の方針だけではない。泰然自若とした立ち居振る舞いが大成を予感させるからである。

 バレンティンが離脱し、山田と青木にマークが集中しているヤクルト打線。19歳の心身の成長が、今後を左右することになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い